このリポジトリはPHP Webアプリフレームワークである、LaravelのLTSバージョンである5.5の公式英文ドキュメントを日本語へ翻訳しています。
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Redisはオープンソースの進歩的なキー/値保存システムです。キーに文字列、ハッシュ、リスト、セット、ソート済みセットが使用できるため、データ構造サーバとしてよく名前が上がります。
LaravelでRedisを使用する前に、predis/predisパッケージをComposerでインストールする必要があります。
composer require predis/predis
もしくは、PhpRedis PHP拡張をPECLでインストールすることもできます。この拡張のインストールはより複雑ですが、Redisを頻繁に使用するアプリケーションでは、よりパフォーマンスが良くなります。
アプリケーションのRedis設定はconfig/database.phpファイルにあります。このファイルの中にredis配列があり、アプリケーションで使用されるRadisサーバの設定を含んでいます。
'redis' => [
'client' => 'predis',
'default' => [
'host' => env('REDIS_HOST', 'localhost'),
'password' => env('REDIS_PASSWORD', null),
'port' => env('REDIS_PORT', 6379),
'database' => 0,
],
],
デフォルトのサーバ設定は、開発時には十分でしょう。しかしご自由に自分の環境に合わせてこの配列を変更してください。各Redisサーバは名前、ホスト、ポートの指定が必要です。
アプリケーションでRedisサーバのクラスタを使用している場合は、Redis設定のclustersキーで定義する必要があります。
'redis' => [
'client' => 'predis',
'clusters' => [
'default' => [
[
'host' => env('REDIS_HOST', 'localhost'),
'password' => env('REDIS_PASSWORD', null),
'port' => env('REDIS_PORT', 6379),
'database' => 0,
],
],
],
],
デフォルトでクラスタはノード間のクライアントサイドシェアリングを実行し、ノードをプールし、利用可能な大きいRAMを作成できるようにします。しかしながら、クライアントサイドシェアリングはフェイルオーバーを処理しません。そのため、他のプライマリデータ保存域からのキャッシュデータを使用できるようにするのに適しています。ネイティブなRedisクラスタリングを使用したい場合は、Redis設置のoptionsキーでこれを指定してください。
'redis' => [
'client' => 'predis',
'options' => [
'cluster' => 'redis',
],
'clusters' => [
// ...
],
],
デフォルトのhost、port、database、passwordオプションに加え、Predisは各Redisサーバに対する接続パラメータを定義する機能をサポートしています。これらの追加設定オプションを使うには、config/database.php設定ファイルのRedisサーバ設定へ単に追加してください。
'default' => [
'host' => env('REDIS_HOST', 'localhost'),
'password' => env('REDIS_PASSWORD', null),
'port' => env('REDIS_PORT', 6379),
'database' => 0,
'read_write_timeout' => 60,
],
{note} PhpRedis PHP拡張をPECL経由でインストールした場合は、
config/app.php設定ファイル中のRedisエイリアスをリネームする必要があります。
PhpRedis拡張を使用するには、Redis設定のclientオプションをphpredisへ変更してください。このオプションはconfig/database.php設定ファイルにあります。
'redis' => [
'client' => 'phpredis',
// 残りのRedis設定…
],
デフォルトのhost、port、database、passwordオプションに加え、PhpRedisはpersistent、prefix、read_timeout、timeout追加オプションをサポートしています。config/database.php設定ファイル中のRedisサーバ設定に、これらのオプションを追加してください。
'default' => [
'host' => env('REDIS_HOST', 'localhost'),
'password' => env('REDIS_PASSWORD', null),
'port' => env('REDIS_PORT', 6379),
'database' => 0,
'read_timeout' => 60,
],
Redisファサードのバラエティー豊かなメソッドを呼び出し、Redisを操作できます。Redisファサードは動的メソッドをサポートしています。つまりファサードでどんなRedisコマンドでも呼び出すことができ、そのコマンドは直接Redisへ渡されます。以下の例ではRedisのGETコマンドをRedisファサードのgetメソッドで呼び出しています。
<?php
namespace App\Http\Controllers;
use App\Http\Controllers\Controller;
use Illuminate\Support\Facades\Redis;
class UserController extends Controller
{
/**
* 指定ユーザーのプロフィール表示
*
* @param int $id
* @return Response
*/
public function showProfile($id)
{
$user = Redis::get('user:profile:'.$id);
return view('user.profile', ['user' => $user]);
}
}
もちろん前記の通り、RedisファサードでどんなRedisコマンドでも呼び出すことができます。Laravelはmagicメソッドを使いコマンドをRedisサーバへ送りますので、Redisコマンドで期待されている引数を渡してください。
Redis::set('name', 'Taylor');
$values = Redis::lrange('names', 5, 10);
サーバにコマンドを送る別の方法はcommandメソッドを使う方法です。最初の引数にコマンド名、第2引数に値の配列を渡します。
$values = Redis::command('lrange', ['name', 5, 10]);
RedisインスタンスをRedis::connectionメソッドの呼び出しで取得できます。
$redis = Redis::connection();
これによりデフォルトのRedisサーバのインスタンスが取得できます。さらに、Redis設定で定義した、特定のサーバやクラスタを取得するために、connectionメソッドへ接続名やクラスタ名を渡すこともできます。
$redis = Redis::connection('my-connection');
一回の操作でサーバに対し多くのコマンドを送る必要がある場合はパイプラインを使うべきでしょう。pipelineメソッドは引数をひとつだけ取り、Redisインスタンスを取る「クロージャ」です。このRedisインスタンスで全コマンドを発行し、一回の操作で全部実行できます。
Redis::pipeline(function ($pipe) {
for ($i = 0; $i < 1000; $i++) {
$pipe->set("key:$i", $i);
}
});
さらにLaravelは、Redisのpublishとsubscribeコマンドの便利なインターフェイスも提供しています。これらのRedisコマンドは、指定した「チャンネル」のメッセージをリッスンできるようにしてくれます。他のアプリケーションからこのチャンネルにメッセージを公開するか、他の言語を使うこともでき、これによりアプリケーション/プロセス間で簡単に通信できます。
最初にsubscribeメソッドでRedisを経由するチャンネルのリスナを準備します。subscribeメソッドは長時間動作するプロセスですので、このメソッドはArtisanコマンドの中で呼び出します。
<?php
namespace App\Console\Commands;
use Illuminate\Console\Command;
use Illuminate\Support\Facades\Redis;
class RedisSubscribe extends Command
{
/**
* コンソールコマンドの名前と使用法
*
* @var string
*/
protected $signature = 'redis:subscribe';
/**
* コンソールコマンドの説明
*
* @var string
*/
protected $description = 'Subscribe to a Redis channel';
/**
* コンソールコマンドの実行
*
* @return mixed
*/
public function handle()
{
Redis::subscribe(['test-channel'], function ($message) {
echo $message;
});
}
}
これでpublishメソッドを使いチャンネルへメッセージを公開できます。
Route::get('publish', function () {
// Route logic...
Redis::publish('test-channel', json_encode(['foo' => 'bar']));
});
psubscribeメソッドでワイルドカードチャネルに対し購入できます。全チャンネルの全メッセージを補足するために便利です。$channel名は指定するコールバック「クロージャ」の第2引数として渡されます。
Redis::psubscribe(['*'], function ($message, $channel) {
echo $message;
});
Redis::psubscribe(['users.*'], function ($message, $channel) {
echo $message;
});